バイク買取の査定依頼をする前に、洗車はしておくべき？

結論から先に申しますと、答えは“Yes”になります。言うまでもなく人間の心理として、綺麗に洗車してあるバイクと汚れたままのバイクよりも、より高額な査定金額となる期待が持てるからです。

ただし、だからと言って雑に行ったり、誤った方法で行うのはNG。新しい傷をつけてしまい、査定評価が下がってしまうという、本末転倒なことにもなりかねないからです。以下に洗車を行う際のポイントや注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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査定時に好印象！バイクをキレイに洗うコツは？

綺麗な状態のバイクであれば見た目の良さはもちろん、普段から丁寧に乗っていたというアピールにもなります。さすがに数万円アップとまではいかないかもしれませんが、バイクの査定を行うスタッフの方も人間ですので、出来る限り好印象を与えるための準備をしておくというのは大切なこと。

そうした目的のためにバイクを洗車する際には、つまるところ、正しい方法で、じっくりと丁寧に行うということが大切です。前述しました通り、洗車のやり方を誤って新しい傷をつけてはまったくの無意味です。以下にポイントをまとめましたので、ご覧になってみてください。

曇りの日がベストなタイミング

意外とご存知ない方も多いのですが、実は快晴の日は洗車に最適とは言えません。洗車の途中で水や洗剤の成分が蒸発してしまいやすくなるため、シミなどが発生しやすくなってしまうからです。同様の理由で、夏場も洗車に適しているとは言えません。かと言って、夜間の洗車は汚れが残っていても見落としてしまいがち。

ゆえに洗車を行うには、曇りの天気でなおかつ明るい時間帯というのがベスト。晴れの日や夏場に行う場合は、朝や夕方などなるべく気温が低いタイミングを選ぶようにしてください。

たっぷりとバイクに水をかける

バッテリーや電装部品、シートなどはビニールなどで濡れないようしっかりカバーをかけた上で、まずは車体全体にたっぷりと水をかけましょう。この段階で、水で落とせる汚れをしっかり落とすことが重要です。

この手順を怠ってしまうと、泥や砂などが残ったまま、ブラシやスポンジで車体を擦ってしまうことになり、それこそ新たな傷を発生させてしまいます。高圧洗浄機などがあれば活用し、塗装にダメージを与えない程度の水圧でしっかりと汚れを落としてください。ただしその場合、アクスルシャフト部分に高い水圧がかからないように注意が必要です。

洗剤の準備

バイク（クルマも含め）の洗車を行う際には、予め洗剤をしっかりと泡立ててから行うというのが大切になります。そもそも洗剤の泡というものは、泡立った状態でこそ、汚れをしっかり吸着してくれるという性質があります。泡立ちが不十分だと、汚れをしっかり落とせず、傷を発生させる原因にもなってしまいます。

それゆえ、液体洗剤はスポンジやブラシに直接付けて車体にこすりつけながら泡立てるのではなく、バケツなどの容器に入れ、そこにホースで勢いよく水をかけて、予めたっぷり泡立てておくというのがポイントになります。

スポンジやブラシで丁寧に

水で落とせる汚れをしっかり落としたら、上記の通り予め泡立ておいた洗剤をスポンジやブラシにつけ、丁寧にバイクを洗っていきます。その際は車体の上から下へというのが基本。言うまでもなく、泡や汚れは重力で下に落ちていくからです。車体下部から洗ってしまうと二度手間になってしまいます。

この際、スポンジやブラシに汚れが付着してしまった場合はその汚れをこまめに落とす、あるいは使っていないスポンジやブラシに取り換えるという手順も重要です。もちろん汚れによって車体に傷をつけないためです。

最後に改めて水をたっぷりかけ、汚れや洗剤を落としたら、ファイバークロスなど目の細かな布で、水分をしっかりとふき取りましょう。水気が残っていると錆の原因になってしまいます。

ワックスがけ

最後の仕上げとしてワックスがけを行って、バイクに光沢を出す作業を行います。なおワックスの種類によって、車体が渇いた状態で行うべきものと、半渇きで行うタイプのものがあります。後者の場合は、上記の水分ふき取りの際、ある程度水分を残しておくようにします。

ワックスがけをする箇所は燃料タンクを筆頭に、フェンダー、サイドカバー、テールカバーなど光沢を出したい部分すべて。もちろんカウル付きのスポーツバイクやツアラーなどでは、カウルにもワックスがけを行います。ムラが出来ないよう、薄く均一に塗り伸ばすことがポイントです。

査定前の洗車は、じっくりと時間をかけて

以上の通り、買取業者にバイクの査定を依頼する場合は、事前にきちんと洗車をしておくことが望ましいと言えます。ただし、慌てて雑に行うのなら、むしろやらない方がマシという場合も。

査定前の洗車は、新たな傷を発生させないよう、正しい手順で、じっくりと丁寧に行うというのが鉄則です。繰り返しになりますが、洗車で新たな傷を発生させてしまっては無意味ですので、この点はしっかりと踏まえておいてください。