廃車済のバイクでも買取してもらえる？

バイクの廃車手続きは、事故などで車両が大きなダメージを負った場合だけではなく、例えば海外出張などで一定期間乗れない場合に、その期間の税金を節約したり、サーキットなどクローズドコースでの走行専用とする場合などに行うこともあります。そうした廃車済のバイクは、買取業者への売却は可能なのでしょうか？ぜひ本記事をご覧にって買取業者を活用してください。

廃車済バイクでも買取に出せる

バイク買取業者の多くは、廃車済のバイクであっても買取を行う場合がほとんどです。例えば事故でダメージを負ってしまった場合の廃車であっても、事故車OKの買取業者であれば問題ありません。乗れない期間中の一時的な廃車手続きやサーキット走行専用化に伴う廃車の場合も、買取OKとなります。

バイクを廃車手続きするメリット

乗らなくなった（乗れなくなった）バイクの廃車手続きを行う最大のメリットは、以後の税金が発生しない点です。バイクの税金は毎年、4月1日時点の所有者に課せられますので、手続きが年度を超えないように注意しましよう。

個人売買でバイクを売却する場合、予め廃車手続きを行ってから売却すれば、買い主が名義変更を怠たるなどで、様々なトラブルに巻き込まれるリスクを回避することができます。

バイクを廃車手続きする方法

原付（125cc以下）

ナンバープレートと標識交付証明書、ならびに印鑑を用意し、車両を登録した市区町村役場にて手続きを行います。役所にて「廃車申告書」を入手し、必要事項を記載して手続きを行います。

軽二輪（126cc以上～250cc以下）

手続きは陸運局の事務所で行います。ナンバープレートと軽自動車届出済証、および印鑑が必要です。「軽自動車届出済証返納届」と「軽自動車届出済証返納証明書交付請求書」に、必要事項を記載して廃車手続きを行います。

小型二輪（251cc以上）

手続きは陸運局の事務所で行います。ナンバープレートと自動車検査証（車検証）、および印鑑が必要です。「手数料納付書」を入手し、「軽自動車税申告書」、「抹消登録申請書」に必要事項を記載して廃車手続きを行います。

バイクを廃車する際の注意点

保険の有効期限を確認する

廃車手続きの時点で自賠責保険の有効期限が残っている場合、解約手続きを行えば有効期限の日数に応じて「解約返戻金」が戻ってきます。

任意保険の解約返戻金は、保険会社や契約している保険によって可否が異なりますので、加入している保険会社に問い合わせてください。

軽自動車税がかかる前に手続きする

バイクに課せられる税金である軽自動車税は、毎年4月1日時点での所有者に課せられます。手続きが年度を超えないように注意しましょう。

廃車の前に査定してみる（廃車以外の方法を検討）

廃車手続きをご自分で行うのは手間がかかり、手続き費用もかかります。サーキット走行専用化や、将来的に公道走行を再開する予定がある一時的な廃車など、バイクを手放さない場合以外は、廃車手続きを行う前に、バイク買取業者への査定を依頼してみると良いでしょう。

きちんと営業している買取業者であれば、名義変更などの手続きもしっかりと行ってくれますので、トラブルに巻き込まれるリスクはかなり低いです。また事故車や旧車の買取を得意としている業者もありますので、「自分で費用を負担して廃車にするしかない…」と、お思いの方は、ぜひ買取業者に当たってみてください。

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